第1回「何でも相談員の独り言」
日頃、納税相談会等でお世話になっております税理士/コンサルタントの小菅です。これから全6回にわたり、愛すべき地元・加須市の商工業者の皆様にとって、経営のヒントになるようなコラムを書かせていただきます。
第1回は、出来たばかりの法律としてぜひ皆様にも覚えてもらいたい「中小企業経営力強化支援法」についてです。この3月末で金融円滑化法が終了しました。正常に返済を続けている会社にとっても、近年の多様化・複雑化する社会の中で、多くが経営環境の悪化に直面していることでしょう。
そこで、国(経済産業省)が中小零細企業に対して経営の専門知識を持つ支援機関を認定して、皆さんの身近な相談窓口として活用できるように積極的に公開しています。当社もこの認定、支援機関のお墨付きをもらっています。この法律にはいろいろな助成策もあるのですが、実はまだ十分に認知されておらず、恩恵を受けているのは一部の人だけという現状です。
消費税の増税を1年後に控え、事業者の悩みは深いことでしょう。また事業は何とか継続していける状況であっても、後継ぎがいなくて意気が上がらない人もいるかもしれません。しかし、1人で思い悩む前に、商工会やこのような公的な支援機関に相談しましょう。詳細は、関東経済産業局のHPで確認できます。
専門家は、それぞれの分野に合わせたネットワークを持っています。まだまだ、いくらでも打つ手はある。私は、いつもそう実感しています。
税理士法人こうの会計 税理士 小菅光安